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ハレルヤ・ライフ-Hallelujah Life-

私の人生【4】

人生初の退職、そして職探しへ。

3年間の青森市での生活は大雪との戦いで恐ろしく辛くもあったが、
それを人々の暖かさと言うのか疑問だが、平気で人とのバウンダリーを
軽く超えて来ようとする津軽人の行動はちょっと理解できなかった。

それは南部人気質とは正反対であり、その考えこそ南部人の人としての物足り
なさを生み、消極的な性質こそが打破されなければならないものなんだと気付か
されたのは、津軽を離れてだいぶ経ってからだった。

ところで青森市は、青森県の地図を見ると一目瞭然、青森県のほぼど真ん中に
位置しているのだ。だからどの地域に行こうとしても非常に便利なのだ。

青森県は大きく分けると八甲田山の東側、つまり太平洋側の南部、そして
まさかりの独特の形の下北地方と西側の日本海側の津軽地方と天気予報も区分
され、それぞれの気候の違いから独特な特産品も多い。

更に驚くべきは三方海に囲まれ、しかも真ん中が陸奥湾でえぐられたこの内海
が豊かな海の幸を生み出している。

よく青森県は海の幸、山の幸、果物や野菜など豊富に取れる食材の宝庫と言われる。
冬の寒さの厳しさを除けばこんなに素晴らしい県はそうあるまい。
海のない県に住む方々は必ずや羨むに違いない。

ふるさと自慢をついついしてしまった。
お許しくだされ。

そんな大好きな青森県から間もなく去ることになろうとは。
人生初の退職、そして職探しが始まった。

中学生になって初めて習った英語は、地図が大好きだった私に
外国、特にアメリカに行きたいという夢を与えた。

そのためにはまず英語が話せなければならないと思って英語の授業を楽しみにしていた。
折しも新採用の女性教師の熱意が、英語が好きになるきっかけを与えてくれた。(淡い恋心も芽生えた)

その新任女性教師は、英語を習って3ヶ月もしない私に、
無謀にも英語弁論大会に私を推薦したのだった。

無論、無念の敗退!人生初の敗北を味わう。

そして社会人になり、青森での社会人英語クラスに入ることに繋がるが、
その時のクラス仲間の二人が私の退職を知ってそれぞれ自分の会社に誘ってくれたのだった。

一人は東北でも大きな靴屋のチェーン店の役員、もう一人は旅行代理店をしていて
ツアーコンダクターの仕事だった。

靴屋は全く選考外だったが、ツアーコンダクターの仕事は外国に行きたいと言う夢を
叶えるにはうってつけですごく魅力的に思えた。

しかし私が今度仕事を選ぶ時の条件は明確に決めていた。

1にも2にも日曜日が休みであることを神様に祈っていた。

なぜ?私は19歳の時、牧師に勧められるままに洗礼を受けてしまった。
しかし日曜日礼拝に出ることが出来ないので、信仰が全く分かっていないことが負い目となっていたからである。

その条件を満たす仕事が果たして見つかるでしょうか。
そして果たして神様は人の祈りを聞いてくれるでしょうか。

・・・続く

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